【概要】
【構築経緯】
環境TOPであるザシアン構築に対するメタを考えていたところ、ザシアン、そしてその取り巻きであるHBサンダーや霊獣ランド、カバなどにも対面から強く出れる眼鏡ウルガモスに着目し、このポケモンから構築を組み始めた。
スタンダードなザシアン構築に入りがちなウオノラゴンに対しては炎技に対して繰り出される、もしくは砂かき下であると対面不利を取ってしまうため、引き先としてタイプ一致技を両方半減以下に抑えれるカプ・レヒレを採用。
ここでこちらの禁伝枠も禁伝・一般枠問わず殴り合える範囲の広いザシアンを採用するつもりだったので、元々状態異常からザシアンを守る優秀な特性を持つレヒレを更にサポート特化させた両壁型で採用し、最終的にはこちらのザシアンを通していくルートを確立させた眼鏡ウルガ+両壁レヒレ+ザシアンの基本選出が完成した。
残り枠は上記3体のみでは対応しきれず対策不可欠だと感じた黒バド軸、オーガ軸、受け構築を強く意識した駒を採用していたが最後までしっくりこず、途中何度も変えていたため最終日に使用していた個体のみ紹介。
【コンセプト】
・ザシアン構築に対して高い勝率を確保する。
・ミストフィールドや両壁を盾に、ザシアンで分かりやすくゲームメイクを行う。
【個体詳細】
ウルガモス@こだわり眼鏡
特性:炎の体
性格:控えめ
実数値:177(132)-x-86(4)-200(212)-126(4)-140(156)
技構成:炎の舞/オーバーヒート/虫のさざめき/サイコキネシス
調整:
HB-A244ザシアンの+1ワイルドボルト確定耐え
S-最速ウオノラゴン抜き
C-余り。出来るだけ多く
ある程度の耐久とSを確保し、ザシアン構築に対して初手出し負けしない事を意識して調整した。
HBサンダーやカバ、ランドなどは軒並み上からオバヒでワンパンは勿論の事、ザシアン受けとして一定数存在した相性不利のウインディも炎の舞でゴリ押していく事も可能。
対ザシアン構築であればこのポケモン一匹で壊滅させれるほどの破壊力を持っていたが、スタンから外れたCSサンダーやASランドなどに遭遇するだけでこちらの想定していたプランが破綻するため、安定性に保障が無かったのが弱み。
技構成は殴ってるだけで積める破格の性能を持った「炎の舞」、最大火力の「オーバーヒート」、タイプ一致で水に通る「虫のさざめき」、ダイナやドヒドに通る「サイコキネシス」を選択した。
カプ・レヒレ@光の粘土
特性:ミストメイカー
性格:図太い
実数値:177(252)-x-157(60)-115-150-130(196)
技構成:自然の怒り/挑発/リフレクター/光の壁
調整:
S-準速ウオノラゴンを抜け、HBサンダーをほぼ確実に抜く事を意識したライン
HB-余り
ウオノラゴンへの後出しから安定して壁展開するため、またHBサンダーを上から削り羽休め身代わり等でターンを稼がれるのを防ぐためS振り。
ザシアンの特化+1ワイルドボルトは4割程でしか耐えないが、初手に投げるよりガモスやザシアンが不利を取る相手のクッションになってもらいながら展開する動きがほとんどだったため、耐久値はそこまで気にならなかった。
持ち物は両壁採用のため光の粘土ほぼ一択。レヒレのこの持ち物はまず読まれることは無く、相手にこちらの展開を阻害されず安定して想定通りの動きを通していけたのが非常に強力であった。
両壁以外の技構成は削りを意識した「自然の怒り」とそれと相性のいい「挑発」を選択した。
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:陽気
実数値:183(124)-207(132)-135-x-135-220(252)
技構成:巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/剣の舞
調整:
HB-A244ザシアンの+1巨獣斬確定耐え
S-ミラー意識最速
A-余り
初めは最速ダイナ抜きザシアンを意識したS203で使用していたが、それでも相手のザシアンに先手を取られる事がそこそこあり、壁込みでも上から剣舞巨獣斬×2を受けてしまうのは致命的だったためこちらも最速に変更した。
削りに削ったAは両壁によって剣舞のタイミングを確保する事でカバーしていたが、悠長に積んでいると今度は先にミストフィールドの方が枯れてしまい、結局対サンダーには静電気との確率ゲーに持ち込まれてしまう場面が少なからずあったのが難点であった。
技構成は両壁と合わせて全抜きを狙う「剣の舞」、高威力命中安定の「巨獣斬」、サンダーやウオノラゴン等に通る一致技「じゃれつく」まではほぼ確定で、最後一つは鋼妖が両半減の炎にも通る受け寄りの構築にも刺さる「ワイルドボルト」を選択した。
サンダー@こだわりスカーフ
特性:静電気
性格:臆病
実数値:165-x-106(4)-177(252)-110-167(252)
技構成:10万ボルト/暴風/ボルトチェンジ/熱風
黒バドを相手する以上、上から殴る事の出来る駒は必須だと感じ投入したスカーフ枠。
サンダーを選んだ理由は
・ここまで一貫している地面を切る
・選出画面で型を誤認させれる可能性が高い≒読まれにくく、こちらが試合のテンポを取りやすい
・環境に多いスカーフ持ち()より速く、ワンパンも可能
・オーガ軸にも投げやすい
など。技構成は特に語る事の無い基本構成。
肝心の黒バドを上から一撃で落とせる技が無い点が微妙。
ホルード@気合の襷
特性:力持ち
性格:陽気
実数値:161(4)-108(252)-97-x-97-143(252)
調整:S-準速カイオーガ抜き
ザシアンが黒バドレックスに対面強くない調整のため、アストラルビット連打で試合が終わらないよう投入したノーマルタイプ枠。
重くなりがちなウルガモスやザシアンをコピーしたメタモンのストッパーも担っている。
準速オーガやマンムーを意識して最速で使用したが、A特化であれば耐久振りザシアンを確定で落とせるという強みもある。
技構成はメインウエポンの「地震」、なんやかんやあると便利な一致先制技「電光石火」、HBサンダーに確定二発の取れる「ストーンエッジ」、後出しされやすいランドに打つ「冷凍パンチ」を選択した。
黒バドに投げる時以外は本当にマンムーでいいなと何度もなった。
ウーラオス@こだわり鉢巻
特性:不可視の拳
性格:意地っ張り
実数値:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
技構成:暗黒強打/インファイト/不意打ち/毒突き
ここまで重たい日ネク構築やヌオー入りの受け構築への対策、ホルードと合わせて黒バドの技の一貫を切る事も出来る鉢巻悪ウーラオスを採用した。
調整は対面での強さより崩すことを意識しているのでA特化。
技構成はメインウエポンである「暗黒強打」、「インファイト」、強力な先制技「不意打ち」、そして最後の枠は最終日付近無視できない程マッチングしたブルル付近のサイクルを崩すため「毒突き」を選択した。
特性のおかげで相手に守る択を作らせないのも強力であった。
【主な選出パターンについて】
・VS カバザシノラゴンサンダーetc.
→
・VS メタモン入りザシアン軸
→ or
・VS 黒バド軸
→ or
・VS オーガ軸
→ or
・VS ダイナ(+ゴツメ枠)軸
→or
・VS ブルル入りサイクル
→ or
その他構築は基本++と投げる事がほとんどであった。
【戦績】
最終日最高45位(その時点ではレート2060 ~ 2070くらい)/最終344位(レート1981)
【あとがき】
超絶久しぶりにポケモンガチ対戦に参戦しました。
きっかけはいろはさんから「今期のポケモンはおもろいからやれ」と連絡が来て(これ自体は一年前くらいからずっと言ってる)、更に6,7世代の人も皆やってるとの事+眼鏡ウルガ両壁レヒレザシアンの案までくれたので流石にやり始めるを得ませんでした。
結果ルールが面白くて久々の対戦は超楽しかったし、普通に構築も強くて構築ビルダーいろは様々って感じでした。
最終日深夜帯に2000~2070くらいまでウロウロしていたので2100まで目指していましたが最後はダイナ軸に負けまくったり立ち回り雑だったりとで勝ち切れなかったのが残念でした。猛省。
その事もあって今期こそ勝ちたいな~とは思っているので、時間確保していい結果が出るよう頑張ります。ここまで読んで下さりありがとうございました。
また構築案くれたいろは、なんやかんや色々手助けしてくれたもぐらちゃん、マッチングした方々に圧倒的感謝🙏