襟がしゃべるだけ

Single rate,オフレポ,etc.

【SVシーズン11】対面ガッサカイリュー【最終100位(R2113)】

【使用構築】

 

【構築経緯】

 レギュEでは暁ガチグマの参入によってこれまで以上にサイクルを回すのが困難だと感じたため、対面的な構築を使用しようと考えた。

 まず対面構築には必須である襷枠を模索していたところ、キノガッサ

1.大流行している暁ガチグマに対して上から胞子、またメインウェポンがどちらも抜群で通る。

2.サーフゴーを除いた環境TOPのメンツに対するタイマン性能が高め。

3.流行しているドラゴンの鋼テラススケショ組に対して強力な先制技が抜群で通る。

等の理由で環境的に戦いやすいのではないかと考えた。

 

 キノガッサを採用するのであればサーフゴーへのケアが必然的となるため、そのサーフゴーに滅法強いイーユイを次に採用。持ち物は行動保証のあるスカーフを選択。

 

 次に対面駒で言わずもがな最強であるカイリューハバタクカミ@ブーストエナジーを採用。ここまで交代の選択肢を取り辛いポケモンたちばかりで最低限柔軟に立ち回るためのクッション枠、またステロでの崩しを担う役としてカバルドンを採用。

 

 最後にキョジオーンに対するメタとして剣舞/身代わり/暗黒強打/ドレインパンチ@残飯の毒テラス悪ウーラオスを採用。

 

 初めこの6体で対戦していたところ

1.メインの選出となる対面駒のほとんどがステロに弱すぎる(襷ガッサ、マルスカイリュー、ステロ抜群イーユイ)

2.水ウーラオスが重すぎる。

3.キョジオーン入りに裏選出をされた場合、悪ウーラオスの型としての弱さが目立ち敗けに繋がる。メタ枠なので他の構築に対する選出率も当然低くお荷物状態に。

等の欠点が挙げられたため、悪ウーラオスを外して1.2を解消出来そうなイダイトウを採用。襷はキノガッサに取られているため、持ち物はほぼ必然的にスカーフに。

 元々控え目スカーフであったイーユイを最速眼鏡型に変更し、キョジオーン入りの裏表選出にある程度抗えるようにして構築を完成とした。

 

【個体解説】※採用順

キノガッサ@気合いのタスキ

特性:テクニシャン

ラスタル:鋼

実数値:135-198(+236)-118(140)-x-80-107(132)

技構成:タネマシンガン/マッハパンチ/岩石封じ/キノコの胞子

<調整>※1

HB A200水ウーラオス@こだわり鉢巻の水テラス水流連打の最大ダメージが129

          A200キノガッサマッハパンチを最高乱数二連以外二耐え

A出来るだけ高く。11n

S…無振りFCロトム抜き

 構築の始点。キノコの胞子+タスキでほとんどの相手にタイマンを張れる対面の要。

 初めは遅いカイリューの上から胞子を打てる、また岩石封じでオーガポンを確実に抜ける意地ASぶっぱで使用していたが、初手水テラス水ウーラオス@こだわり鉢巻の水流連打で構築が崩壊したためHBに振った型に変更したところダイスカイリューのスケイルショットを乱数次第で耐えるようになったり、ミラーに強くなったりと思いの外耐久振りの恩恵を感じる場面が多々あったためそのまま続投した。

 当初の思惑通りの活躍を見せてくれたが、やはり眠りターンやタネマシンガンの回数などの不安定要素が懸念であり、また草テラスやラムの実などこちらからは見えない相手のキノガッサ対策に翻弄される事も少なくなかった為過信は禁物だと改めて感じた。

 テラスタルは地味に重めなセグレイブに抗える、襷が潰れた状態であってもハバタクカミを切り返す可能性を残せる、砂ダメ、毒無効などの利点が挙げられる鋼を選択した。

 

イーユイ@こだわり眼鏡

ラスタル:ゴースト

実数値:131(4)-76-100-187(252)-140-167(+252)

技構成:火炎放射/オーバーヒート/悪の波動/サイコキネシス

<調整>

最速CS。

 地ならしを入れる余地の無いキノガッサの相方。サーフゴーに対して対面はもちろん後出しからでも強いのがやはり魅力的。

 止むを得ず後からスカーフを奪われた形にはなったが、最速眼鏡は相手のスカーフ以外のウーラオスランドロスの上から確実に動くことができるため、キョジオーン入りや受け寄りの構築に対面的な選出をされた場合でも最低限の仕事をこなす事を実現しつつ、サイクル中心の選出をされた場合はカバルドンと合わせて破壊する事が出来る点が強力であった。

 テラスタルカイリューの神速、キョジのボディプレが無効になるゴーストを選択。

 

カイリュー@鋭い嘴

特性:マルチスケイル

ラスタル:飛行

実数値:191(196)-204(+252)-115-x-120-108(60)

技構成:テラバースト/地震/神速/アクアジェット

<調整>

A特化

S…S振ってないカイリュー意識。4振りキラフロル抜き。

H…余り。16n-1

 対面構築にて採用しない理由が無いポケモンその1。

 他のポケモンがテラスタルに依存しない型なため、テラスタルを最大限に活かしつつどの相手に対してもタイマン性能が高いと言える飛行テラバ型で採用。

 技構成はテラバ、地震、神速までは確定でアクアジェットキノガッサが仕留め損ねてしまった体力ミリのハバタクカミやパオジアンなどに対してかなり有効に働いたため採用。特に体力ミリのパオジアンはカイリューに対してゴーストテラスを切ってくれる事が多く、テラスタルの無駄打ちをさせられる点が強力であった。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

ラスタル:水

実数値:161(244)-54-116(+244)-155-155-158(20)

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/瞑想/挑発

<調整>

Sブエナ発動時最速ランドロス抜き。

HB…余り。

 対面構築にて採用しない理由が無いポケモンその2。

 カバルドンが相手のブエナカミを流すことが出来るため、ミラー意識を捨てて他に対するタイマン性能を高められるHB型で採用。

 ムンフォ、シャドボ以外の二枠は甘える、痛み分けと悩んだがカバルドンで場を荒らせた時のアドバンテージを得たい、ガチガチの受け構築を崩す手段を持っておきたい等の理由で瞑想、挑発を選択した。

 対面構築はステルスロックや絡め手に弱いので、それらをカバーできる挑発は特に有効に働いていたように感じる。

 テラスタルは弱点の鋼半減、重めな水ウーラオスやラッシャに対する性能を上げられる水を選択。

 

 

カバルドン@オボンの実

特性:砂起こし

ラスタル:鋼

実数値:215(252)-132-176(+172)-x-103(84)-67

技構成:地震/ステルスロック/欠伸/吹き飛ばし

<調整>※2

HB…11n。A200悪ウーラオスの+2悪テラス暗黒強打を66.3%耐え

 カイリュー、ブエナカミに対して後出しの安定する万能クッション。

 もう再三言われているであろうがやはり砂でカイリューマルスケを潰せる点、キョジオーン入りにも臆せず投げれる点が非常に強力。

 吹き飛ばしと怠けるは選択になりがちだが、今回は相手のカイリューカミを確実に流すことを意識して吹き飛ばしを採用した。

 テラスタルはパオの氷柱半減、カミのムンフォを半減し時には無理矢理展開を作っていける鋼を選択。

 

イダイトウこだわりスカーフ

特性:適応力

ラスタル:水

実数値:195-164(252)-86(4)-x-95-143(+252)

技構成:ウェーブタックル/お墓参り/クイックターン/アクアジェット

<調整>

最速AS。最速ドラパルト抜き。

 前述した通り重めな水ウーラオスに対してタイプ上有利を取れ、ステロが致命的ではない後発エースとして採用した本構築のラストピース。

 最速でスカーフを持たせれば最速ドラパルトまで抜けるので、一手目、二手目を対面的に扱い終えた後やカバでステロ吹き飛ばしで場荒しした後のスイープ役としてこれ以上に無いほど適任であったと言える。

 テラスタルは不意打ち弱点を消せる、また技のほとんどが必須級の水技で構成されている等の理由で水を選択した。

 

【選出】

 対面的に殴り勝てそうな並びであればキノガッサ+カイリュー+ハバタクカミorイーユイorイダイトウ。初手はキノガッサカイリューどちらかの選択。

++

 ステロの刺さりが良い。カバで場荒しをした後ブエナカミかイダイトウを通すルートが見えたらキノガッサorカイリュー+カバルドン+イダイトウorハバタクカミ。

++

 受け寄りの構築に対してはカバルドン確定、ハバタクカミとイーユイ準確定から両選出か残り適当に選択。

++

 

【重いポケモン、並び】

・襷パオジアン

対面で安定して処理できるポケモンがいない。怯みを引いたら相当キツめ。

・毒びし展開

カイリュー以外に毒びしが通ってしまう上に、回収できるポケモンもいない。

挑発で阻止したいがドヒドイデはメンタルハーブ持ちも多いため安定せず、オボン型のオオニューラは対面で殴り負けてしまうため挑発云々どころでない。

 

【結果】

S11シングル最終100位(R2113)

TN:バイオレット

 

今後もより上位を目指して頑張っていきたいです。

ここまでの閲覧ありがとうございました。

 

 

 

 

調整を参考にさせて頂いた構築記事

※1

【S9最終22位/2132】ガッサカバイダイトウ【ポケモンSV】 - そこの鬼畜なおにーやん(^ω^)日記

※2

【s10 最終30位】不動スタン - ポケモンバトルの陰と陽